親知らずの抜歯|斉藤歯科クリニック|奈良県大和高田市の歯科・口腔外科・小児歯科

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親知らずの抜歯

親知らずの抜歯|斉藤歯科クリニック|奈良県大和高田市の歯科・口腔外科・小児歯科

親知らずとは

親知らず イラスト

親知らずとは前歯から数えて8番目に位置する奥歯のことで、正式名称を「第三大臼歯」といいます。
親知らずが生えてくる時期は10代後半~20代前半で、永久歯のなかで最後に生えてくる歯ですが、先天的に親知らずがない人や、斜めに埋まって生えてこない人も多くいます。

親知らずを抜かなきゃよかったと後悔する理由

親知らずを抜いた後に後悔するポイントとしては、以下のものがあります。

血が止まらなかった

抜歯後の止血が不十分である場合や、傷口に刺激を与えてしまった場合では、術後に再度出血することがあります。ガーゼや丸めたティッシュなどで圧迫することにより多くのケースで止血できますが、ドクドクと血が止まらないようでしたら医院にご連絡ください。

痛みや腫れが長引いた、口が開かない

抜歯後2~3日が痛みや腫れのピークと言われていますが、症状が1週間以上続くこともあります。特に、歯茎の切開や骨を削った場合は、顔が大きく腫れるケースも少なくありません。また、腫れに伴いお口が開きにくくなることもあります。

ドライソケットになった

抜歯後の傷口が歯茎で覆われず、骨が露出している状態をドライソケットといい、強い痛みが長引くことがあります。

口臭がする

抜歯後は穴が開いたような状態になり歯磨きがしにくくなります。その穴に食べかすや細菌がたまると炎症が起こり、膿がたまってしまうと口臭がすることがあります。

しびれや麻痺がでた

下顎の骨のなかには「下歯槽神経」という神経が通っており、抜歯の際に傷つけてしまうと唇や舌のしびれや麻痺がおこる可能性があります。

上顎洞と交通した

上顎の親知らずと上顎洞(副鼻腔)の距離が近い場合、抜歯後にお口のなかと上顎洞が繋がってしまう可能性があります。繋がってしまうと、鼻の空気が口に漏れる、飲んだ水が鼻にまわるなどの症状が出ます。穴が小さい場合は放置すれば自然に封鎖しますが、大きな場合には穴を封鎖する処置が必要になるケースもあります

抜かなきゃよかったと後悔しない方法

歯科医師とよく相談し、抜歯のリスクについて理解する

歯科医師とよく相談し、抜歯のリスクについて理解する

親知らずを抜こうと思ったら、まずは歯科医師に相談しましょう。親知らずの生え方によって、抜歯が非常に簡単なものからリスクを伴う難しいものまで様々です。親知らずを抜歯することによるメリットやリスクについても歯科医師とよく相談し、抜歯するかどうかを決めましょう。

体調を整えて抜歯する

体調を整えて抜歯する

抜歯は体への負担を伴う外科的な処置です。そのため体調が悪い、寝不足といった体の免疫力が低下している状態で抜歯を行うことは好ましくありません。体が元気な状態で抜歯を行うことが、術後の良好な治癒につながります。また、抜歯後も体をよく休め、免疫力が下がらないようにしてください。

抜歯した箇所を安静にする

抜歯した箇所を安静にする

抜歯後にできた穴は、血餅(けっぺい)という血のかさぶたで覆われることにより治癒していきます。激しいうがいや歯磨きにより血餅が取れてしまうと、骨がむき出しになったドライソケットとよばれる状態になってしまいます。口をゆすぎたくなることがあると思いますが、抜歯当日はうがいの回数をなるべく少なくし、患部への刺激を控えるように心がけてください。

精密な検査ができる歯医者を選ぶ

精密な検査ができる歯医者を選ぶ

歯科用CTでは歯や骨・神経の位置関係を3次元的に把握することができるため、一般的なレントゲン写真よりも多くの情報を得ることができます。神経と親知らずの距離が近いケースや、親知らずが上顎洞と近接しているような難易度の高いケースでは、歯科用CTを導入している歯科医院で抜歯を行われることをおすすめします。

抜かない方が良い親知らずもあります

「親知らず=抜歯」というイメージの方は多いと思います。しかし親知らずのなかには、抜かずに保存しておいた方が良いものもあります。

抜いたほうが良い親知らず

  • ・虫歯や歯周病になっている親知らず
  • ・歯磨きが十分に行うことができない親知らず
  • ・斜めに生えていて、隣の歯に悪影響を与えている親知らず
  • ・親知らずが原因で噛み合わせのバランスが悪くなっている場合
  • ・親知らずが隣の歯を押して、歯並びが悪くなる場合

抜かなくても良い親知らず

  • ・まっすぐ生えていて、歯磨きも適切に行えている親知らず
  • ・向かい合う歯と噛み合っている親知らず
  • ・完全に骨に埋まっていて、今後も問題が起こる可能性が低い親知らず
  • ・ブリッジ治療に利用できる親知らず
  • ・歯の移植(自家歯牙移植)に利用できる親知らず

※これらの項目はあくまでも目安ですので、詳しくは歯科医師までご相談ください

親知らず抜歯の難易度

親知らずの抜歯は難しいものとそうでないものがあります。チェックするべきポイントは以下の3つになります。

①根の形態

歯根が曲がっている場合や、歯根の数が2本以上ある場合は抜歯の難易度が上がります。

②親知らずの生えている方向・位置

親知らずがまっすぐ生えている場合は抜歯の難易度は低いです。その一方、斜めや真横に生えている場合や、親知らずの大部分が骨に覆われている場合は抜歯が難しくなります。

③下歯槽神経や上顎洞との位置関係

親知らずが下歯槽神経(下顎の骨の中を通っている神経)に接している場合は、抜歯の際に神経を損傷するリスクがあります。また、上顎洞(副鼻腔)と親知らずの距離が近い場合、抜歯後にお口とお鼻をつなぐ穴が開く可能性があります。

親知らず抜歯の難易度

親知らず抜歯の難易度

当院の親知らず抜歯について

抜歯前の十分な検査・カウンセリング

抜歯前の十分な検査・カウンセリング

全ての親知らずが抜歯しなければいけないわけではありません。当院では、親知らずの検査を十分に行うのはもちろんのこと、患者さまの希望や抜歯に伴うメリットやリスクについて患者さまが十分に納得されるまで説明します。
無理に抜歯を進めることは絶対にありませんので、親知らずでお悩みの方は是非お気軽にご相談ください

歯科用CTを用いた3D画像分析による安心・安全な抜歯

歯科用CTを用いた3D画像分析による安心・安全な抜歯

歯科用CTにより歯と骨・神経との位置関係を正確に評価できるため、安心・安全な親知らずの抜歯を行います。

痛みを最小限に抑えた抜歯

痛みを最小限に抑えた抜歯

「親知らずの抜歯は痛い」というイメージはありませんか?
斉藤歯科クリニックでは、①表面麻酔の使用、②極細注射針の使用、③自動注射器の使用、④麻酔が効くまで十分に待つ、などに配慮することにより、患者さまの不快感を最小限に抑える取り組みを行っております。

※なお、親知らずと神経の距離が非常に近いケースや、4本の親知らずの同時抜歯を望まれるケースでは、近隣の口腔外科を紹介させていただく場合もございますのでご了承ください。