「歯を抜いた後に食事しても大丈夫?」歯を抜いた後に注意すること|【公式】斉藤歯科クリニック|奈良県大和高田市の歯科・口腔外科・小児歯科

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「歯を抜いた後に食事しても大丈夫?」歯を抜いた後に注意すること

「歯を抜いた後に食事しても大丈夫?」歯を抜いた後に注意すること|【公式】斉藤歯科クリニック|奈良県大和高田市の歯科・口腔外科・小児歯科

「歯を抜いた後に食事しても大丈夫?」歯を抜いた後に注意すること

こんにちは。奈良県大和高田市の歯医者(歯科医院)、斉藤歯科クリニックの齊藤伸和です。

今回は抜歯後に注意するポイントについて紹介します。

抜歯後どのように過ごすかによって、術後の傷口の治りが変わってきますので、抜歯後のケアはとても重要です。

麻酔が効いている間の飲食について

個人差はありますが、術後数時間は麻酔が効いています。麻酔が効いている (しびれが残っている)状態で飲食すると“唇や頬を咬んでしまう”“熱い食べ物で火傷する”といったことが起こる可能性があります。

飲食が絶対に禁止ということではありませんが、なるべく麻酔が切れてから食事をされることをお勧めします。

抗生物質の処方がある場合は必ず服用してください

切開を伴う抜歯や、体へのダメージの大きい外科処置を行った場合、全身疾患をお持ちの患者様に対して抜歯を行った場合では、抗生物質の処方を行います。(シンプルな抜歯のケースにおいて、安易に抗生物質を処方することは現在推奨されておりません。)

抗生物質を処方された場合は、用法・用量を守って必ず飲み切るようにお願いいたします。 抗菌薬の服用を途中で中断したり、飲んだり飲まなかったりしてしまうと、抗生物質への抵抗性を持った耐性菌が生まれる可能性があります。

抜歯後の出血について

抜歯部位の止血を確認した後に帰宅していただきますが、、舌や食べ物による抜歯部位への刺激や、麻酔の効果が切れると(麻酔には止血を促す成分が含まれています)、出血することがあります。

その際には、椅子に座り抜歯部位を心臓よりも高い位置にした状態で、丸めたガーゼを患部で噛み傷口付近を圧迫してください。ガーゼがない場合は清潔なティッシュペーパーを1枚折りたたんだものでも結構です。うがいをした際にうっすらピンク色に色づく程度の出血であれば、多くの場合この方法で止血できます。真っ赤な血がドクドクでてくる場合は歯科医院での処置が必要になりますので、すぐにかかりつけの医院に連絡してください。

抜歯後の痛みや腫れについて

個人差はありますが、麻酔が切れると痛みが出る場合があります。

一般的に痛みのピークは抜歯後1~2日、腫れのピークは2~3日後と言われています。痛みがある場合には鎮痛剤(痛み止め)を服用していただき、痛みが続く場合は5~6時間の間隔を空けて服用してください。処方された容量の痛み止めを飲んだにも関わらず強い痛みが続く際には歯科医院に連絡されることをお勧めします。

抜歯した部位が腫れた場合は、患部をぬれタオルや冷却シートで優しく冷やしてください。 なお、患部を冷やしすぎてしまうと傷口の治癒が遅れてしまいますので、保冷剤や氷の使用は避けてください。

抜歯後の生活について

抜歯後数日は、過激な運動や、長時間の入浴、飲酒などの血行が良くなることは控えてください。末梢血管が拡張し、再度出血する恐れがあります。また、辛い食べ物や固い食べ物などは傷口を刺激してしまう恐れがあるため、抜歯後数日は控えてください。

抜歯後に喫煙をされると、傷口の治癒を遅らせるリスクがあるため、できれば抜歯後1週間は控えてください。

抜歯後の歯ブラシについて

抜歯した部位は歯科医師が指示するまで歯ブラシを当てないようにし、他の部位はいつも通り磨いてください。歯磨きできない部位に対してはリステリンやモンダミンなどの洗口剤が効果的です。

術後の消毒、抜糸について

必要に応じて1~2日後に消毒、1~2週間後に抜糸を行います。